2015年02月23日
88式小銃の紹介(AK祭り用)
お久しぶりです、しゅれです。
この度はAK祭りに初参戦してきましたので、その記事を・・・の前に!
ここ数ヶ月、AK祭りに向けて製作していた88式小銃を紹介したいと思います。
88式小銃とは、いわゆる北朝鮮製AK74ですね。
詳細については、みりたさんが超すばらしくまとめていただいたのでそちらをご参照ください。
http://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?%C6%CD%B7%E2%BD%C6%2FDPRK%2088%BC%B0%BC%AB%C6%B0%CA%E2%BD%C6
通常のソ連製AK74(超あいまい)との違いをまとめると
・ストックに弾薬区別用の溝がない
・下部ハンドガードに膨らみがない
・下部ハンドガードにも放熱用のくぼみがある
・刻印がチョソングル
・後部スリングスイベルがストック下部ではなくレシーバー左後部(AK47Ⅲ型などと同じ位置)
・フロントスリングスイベルがハンドガード前部ではなく、ガスチューブとの分岐点(名称わからん)にある(AK47Ⅲ型などと同じ位置)
・マガジンはスチール製で、リブはない(五六式のマガジンを5.45mm仕様にした感じ?)
自分が気づいただけでこれだけありました。
気づかないだけでもっと違いはあるかもしれませんが、それは気付き次第更新していく形で行きます。
とはいえ、上の違いをすべて再現するというのはかなり難しいので、なるべくそれっぽくするという方向で頑張りました。

↑今回使用したのはLCT製AK74です。元々はこんな感じでした。(適当な写真がありませんでした・・・。)

まずマガジンから。
今回はCYMAの5.45mmスチールプレスマガジンを使いました。
なぜCYMAのものを使ったかというと、そもそも5.45mmのスチールプレスマガジンはCYMAかAPSしか出していません。
それをLCT製AKにつけるわけで、CYMAとAPSならAPSは加工が必要という情報を得たので、CYMAにした次第です。
実際、加工なしで問題なくつきますし、給弾も悪く無いです。(給弾不良が起きないとは言っていない)
そしてCYMA製マガジンにはプレス加工時にできるリブがありますので、それを削り取ります。
しかしリブでマガジンのガワ同士を接着しているため、そこは黒いガムテープで固定してごまかしています・・・。(不審船から引き上げられてたマガジンには元々壊れていたせいか黒いガムテープが巻いてあるモデルもあるようですので、ちょっとそれを真似したことに・・・。)

ストックです。
AK74には7.62mmの弾薬じゃないよという目印に溝が掘ってありますが、それを埋めました。
埋め方は、溝にパテを盛ってその上から薄い木の板を貼り付けて接着します。
そしてそれをヤスリでひたすら平らになるまで削ると、だいぶ同化されるので、そこにオイルステインを塗って色を塗り、亜麻仁油を乾いてから塗って完成といった形です。
この埋め方は溝だけでなく穴にも有効なので、kar98kをVZ24に改造する際にも使用している方法です。

ハンドガードです。
上部ハンドガードに入っている溝はミスです。上部ハンドガードがプラ製のタイプも存在し、そこにある出っ張りを溝だと勘違いして掘ってしまいました。今は埋めています。
下部ハンドガードにあるAK74の膨らみは、ひたすらヤスリで削りぬきました。まっ平らにします。
上部に比べて下部のほうが色が薄いモデルをよく見るので、それを再現するためにオイルステインの塗り方を変えました。

下部ハンドガードにも放熱用のくぼみがあるので、この黒い部分を削ります。

ちょっと下手くそですが、らしくはなったと思います。

一番の難所はここでした。後部スリングスイベルの移植です。
本来ならばAK47の後部スリングスイベルと同じように、フック式で内部に引っ掛けるのが正しいのですが、それだとストック基部とメカボに干渉してしまうので無理でした。
ちょっと表には出てしまいますが、上の写真のようにスリングスイベルを、ネジきり穴をレシーバーにあけてネジで固定するという方法を取りました。(このために工場の友人に特殊ドリルを買ってもらいました。)

最後に元々スリングスイベルがあった位置を埋めて完成です。
ちなみに時間がなくてまだ埋められてませんw
あと残っているのは前部スリングスイベル位置の変更と、刻印の変更です・・・。
刻印の変更は鈴友にお願いすればできそうですが、前部スリングスイベルの変更はかなり厳しいと思います・・・。
ちょっとまた工場の人に色々相談しながら決めたいと思います。

完成形です。見る人が見たらわかる、いい銃になったと思います!
AK祭りでは「だいぶ使い込んでますね!」と言われましたが、実戦初投入ですw
ちなみにAK祭り参加した後すぐに内部カスタムのために入院しております。
AK祭り参加の記事も近いうち書きますねーー。
この度はAK祭りに初参戦してきましたので、その記事を・・・の前に!
ここ数ヶ月、AK祭りに向けて製作していた88式小銃を紹介したいと思います。
88式小銃とは、いわゆる北朝鮮製AK74ですね。
詳細については、みりたさんが超すばらしくまとめていただいたのでそちらをご参照ください。
http://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?%C6%CD%B7%E2%BD%C6%2FDPRK%2088%BC%B0%BC%AB%C6%B0%CA%E2%BD%C6
通常のソ連製AK74(超あいまい)との違いをまとめると
・ストックに弾薬区別用の溝がない
・下部ハンドガードに膨らみがない
・下部ハンドガードにも放熱用のくぼみがある
・刻印がチョソングル
・後部スリングスイベルがストック下部ではなくレシーバー左後部(AK47Ⅲ型などと同じ位置)
・フロントスリングスイベルがハンドガード前部ではなく、ガスチューブとの分岐点(名称わからん)にある(AK47Ⅲ型などと同じ位置)
・マガジンはスチール製で、リブはない(五六式のマガジンを5.45mm仕様にした感じ?)
自分が気づいただけでこれだけありました。
気づかないだけでもっと違いはあるかもしれませんが、それは気付き次第更新していく形で行きます。
とはいえ、上の違いをすべて再現するというのはかなり難しいので、なるべくそれっぽくするという方向で頑張りました。

↑今回使用したのはLCT製AK74です。元々はこんな感じでした。(適当な写真がありませんでした・・・。)

まずマガジンから。
今回はCYMAの5.45mmスチールプレスマガジンを使いました。
なぜCYMAのものを使ったかというと、そもそも5.45mmのスチールプレスマガジンはCYMAかAPSしか出していません。
それをLCT製AKにつけるわけで、CYMAとAPSならAPSは加工が必要という情報を得たので、CYMAにした次第です。
実際、加工なしで問題なくつきますし、給弾も悪く無いです。(給弾不良が起きないとは言っていない)
そしてCYMA製マガジンにはプレス加工時にできるリブがありますので、それを削り取ります。
しかしリブでマガジンのガワ同士を接着しているため、そこは黒いガムテープで固定してごまかしています・・・。(不審船から引き上げられてたマガジンには元々壊れていたせいか黒いガムテープが巻いてあるモデルもあるようですので、ちょっとそれを真似したことに・・・。)

ストックです。
AK74には7.62mmの弾薬じゃないよという目印に溝が掘ってありますが、それを埋めました。
埋め方は、溝にパテを盛ってその上から薄い木の板を貼り付けて接着します。
そしてそれをヤスリでひたすら平らになるまで削ると、だいぶ同化されるので、そこにオイルステインを塗って色を塗り、亜麻仁油を乾いてから塗って完成といった形です。
この埋め方は溝だけでなく穴にも有効なので、kar98kをVZ24に改造する際にも使用している方法です。

ハンドガードです。
上部ハンドガードに入っている溝はミスです。上部ハンドガードがプラ製のタイプも存在し、そこにある出っ張りを溝だと勘違いして掘ってしまいました。今は埋めています。
下部ハンドガードにあるAK74の膨らみは、ひたすらヤスリで削りぬきました。まっ平らにします。
上部に比べて下部のほうが色が薄いモデルをよく見るので、それを再現するためにオイルステインの塗り方を変えました。

下部ハンドガードにも放熱用のくぼみがあるので、この黒い部分を削ります。

ちょっと下手くそですが、らしくはなったと思います。

一番の難所はここでした。後部スリングスイベルの移植です。
本来ならばAK47の後部スリングスイベルと同じように、フック式で内部に引っ掛けるのが正しいのですが、それだとストック基部とメカボに干渉してしまうので無理でした。
ちょっと表には出てしまいますが、上の写真のようにスリングスイベルを、ネジきり穴をレシーバーにあけてネジで固定するという方法を取りました。(このために工場の友人に特殊ドリルを買ってもらいました。)

最後に元々スリングスイベルがあった位置を埋めて完成です。
ちなみに時間がなくてまだ埋められてませんw
あと残っているのは前部スリングスイベル位置の変更と、刻印の変更です・・・。
刻印の変更は鈴友にお願いすればできそうですが、前部スリングスイベルの変更はかなり厳しいと思います・・・。
ちょっとまた工場の人に色々相談しながら決めたいと思います。
完成形です。見る人が見たらわかる、いい銃になったと思います!
AK祭りでは「だいぶ使い込んでますね!」と言われましたが、実戦初投入ですw
ちなみにAK祭り参加した後すぐに内部カスタムのために入院しております。
AK祭り参加の記事も近いうち書きますねーー。
2014年07月28日
WW2スロヴァキア陸軍のバックル2
こんにちは、久しぶりの更新となってしまいました。
長い期間が空いてこんなことを書くのはなんですが、以前私が書いた記事の訂正です。
第二次世界大戦前期のスロヴァキア陸軍の腰ベルトのバックル銀色銀色であると紹介したのですが、実物のスロヴァキア陸軍バックルは恐らく真鍮製でして、色は金色が正解でした。恥ずかしい限りです。もしかすると帽章も金色ですし両方共に真鍮製なのかもしれないです。バックル自体は非常に薄く、裏側にも国章が写り込んでいるため、プレス加工で生産していたのかもしれません。
以下、参考にした資料画像です。

表

裏

留め具アップ

別個体表

別個体裏
ミリコスをするにあたって、このバックルの金色の質感を再現する際には真鍮箔を使用するかクレオスの高価な塗料であるスーパーゴールドを使用すると良いと思います。私自身は真鍮箔を今まで使用したことはないのですが、レビューを見る限り金箔と同じ感覚で使用できるようでして、金属表現の幅を広げるためにもめっき工房と共に是非とも導入してみたいと思っています。価格としましては、めっき工房が約16000円、真鍮箔が10枚約500円、スーパーゴールドが約700円程度です。
以下、参考画像です。

めっき工房

真鍮箔

スーパーゴールド
次回は現用トルコ軍のベストやアーマーの考察や、現用ノルウェー軍の代用アーマーについて書こうと考えています。
Written by yuki
長い期間が空いてこんなことを書くのはなんですが、以前私が書いた記事の訂正です。
第二次世界大戦前期のスロヴァキア陸軍の腰ベルトのバックル銀色銀色であると紹介したのですが、実物のスロヴァキア陸軍バックルは恐らく真鍮製でして、色は金色が正解でした。恥ずかしい限りです。もしかすると帽章も金色ですし両方共に真鍮製なのかもしれないです。バックル自体は非常に薄く、裏側にも国章が写り込んでいるため、プレス加工で生産していたのかもしれません。
以下、参考にした資料画像です。

表

裏

留め具アップ

別個体表

別個体裏
ミリコスをするにあたって、このバックルの金色の質感を再現する際には真鍮箔を使用するかクレオスの高価な塗料であるスーパーゴールドを使用すると良いと思います。私自身は真鍮箔を今まで使用したことはないのですが、レビューを見る限り金箔と同じ感覚で使用できるようでして、金属表現の幅を広げるためにもめっき工房と共に是非とも導入してみたいと思っています。価格としましては、めっき工房が約16000円、真鍮箔が10枚約500円、スーパーゴールドが約700円程度です。
以下、参考画像です。

めっき工房

真鍮箔

スーパーゴールド
次回は現用トルコ軍のベストやアーマーの考察や、現用ノルウェー軍の代用アーマーについて書こうと考えています。
Written by yuki
2013年11月05日
WW2スロヴァキア陸軍のバックル
こんばんは皆さん。しゅれさんに自己紹介を丸投げされましたユキです。
主に自作装備を作っています。よろしくお願いします。
サバゲ自体は7年程やっておりますが戦闘能力は実質初心者です。
しゅれさんとはチームメイトで、普段行っているマイナー装備の自作方法の紹介や装備自体の紹介ができれば良いねということでこの活動を始めることになりました。しかし。あくまで「お手軽にできる」「それっぽい」装備ですので、実物装備に身を包み、無稼働実銃にユニットを組み込んだような銃を使っていらっしゃる方にとっては取るに足りない内容かもしれませんが、そこはご了承ください。
現在は第二次世界大戦当時のスロヴァキア軍の装備品製作を主に行っており、ゆくゆくはヴィクトリーショーのような即売会イベントで販売出来ればと考えております。

画像は試作品のWW2期のスロヴァキア陸軍のバックルでして、製作にはスチロール樹脂とエポキシパテを使用しました。現在はこれを量産するのにアルミ板+アルミパテでするのか、ピューターの鋳型で作るか悩んでおります。アルミを使用する利点としては安全なこととブルーイングが出来ることなのですが、バックルにブルーイングする人はいないと思いますのでやはりここはピューターなのかなと。アルミパテ高いですし。問題は私が今まで金属鋳型系はホワイトメタルしか使用したことがないことなんですよね。
長々となってしまいましたので今日はここまでということで。試作品が完成しましたらまた記事にさせて頂きます。
Written by yuki
主に自作装備を作っています。よろしくお願いします。
サバゲ自体は7年程やっておりますが戦闘能力は実質初心者です。
しゅれさんとはチームメイトで、普段行っているマイナー装備の自作方法の紹介や装備自体の紹介ができれば良いねということでこの活動を始めることになりました。しかし。あくまで「お手軽にできる」「それっぽい」装備ですので、実物装備に身を包み、無稼働実銃にユニットを組み込んだような銃を使っていらっしゃる方にとっては取るに足りない内容かもしれませんが、そこはご了承ください。
現在は第二次世界大戦当時のスロヴァキア軍の装備品製作を主に行っており、ゆくゆくはヴィクトリーショーのような即売会イベントで販売出来ればと考えております。

画像は試作品のWW2期のスロヴァキア陸軍のバックルでして、製作にはスチロール樹脂とエポキシパテを使用しました。現在はこれを量産するのにアルミ板+アルミパテでするのか、ピューターの鋳型で作るか悩んでおります。アルミを使用する利点としては安全なこととブルーイングが出来ることなのですが、バックルにブルーイングする人はいないと思いますのでやはりここはピューターなのかなと。アルミパテ高いですし。問題は私が今まで金属鋳型系はホワイトメタルしか使用したことがないことなんですよね。
長々となってしまいましたので今日はここまでということで。試作品が完成しましたらまた記事にさせて頂きます。
Written by yuki